■ 不潔、不浄なイメージが強いため、日本も含め多くの文化圏で碗曲表現が存在しています。日本には、便所を意味する呼称として『 厠 』があります。古くは『古事記』にその例が用を足す建物の下に水を流す溝を配置した『川屋』と言われています。
■ あからさまに口にすることがはばかられるために『はばかり』『手水(ちょうず)』ともいわれ、中国の有名な禅師の名前から『雪隠』とも言われています。昭和時代には表現が穏やかになり、『ご不浄』から『お手洗い』『化粧室』と変遷しています。
■ 戦後は『トイレ』や『WC ·· water closet』など外国語に由来するが増えました。
■ 現在公共性の高い、鉄道車両や航空機などではLavatory の表記が増加しています。
■ 建築基準法(法)及び建築基準法施行令(令)に便所に関する規定があります。
令第31条 (便所)
令第28条 (便所の採光及び換気)
令第29条 (汲み取り便所の構造)
令第30条 (特殊建築物及び特定区域の便所の構造)
令第31条 (改良便槽)
令第32条 (法31条の規定に基づく汚物処理性能に関する技術的基準)
令第33条 (漏水検査)
令第34条 (便所と井戸の距離)
令第35条 (合併処理浄化槽の構造)
■ 労働安全衛生規則
第628条に男女に区分すること。便器の数、便房の数、手洗い設備、汚物の処理等について規定があります。
■ 排泄は人間の尊厳にも最もかかわりがあり、食物を口にする以上、老若男女、貧富の差、就業の有無に関係なく排泄行為があります。
■左右の腎臓から尿管でつながっており膀胱に尿が送られています。また尿を外部に排出するために尿道があり、尿道の入り口は『 膀胱頸部筋 』で閉じられています。
■ 膀胱は平滑筋などで構成された袋です。繁人では左右の腎臓から1000 ~1500 ml/日の量が生産されています。
■ 膀胱の最大容量は700 ~ 800mlですが、初発尿意量は約 100ml、通常は150~ 300 ml になると尿意を覚えます。
■ 日常での日中の尿意回数は3~7回といわれています。女性の膀胱は女性の体の仕組みにより膀胱容量は男性より少なくなっています。
■ 頻尿の定義は、『 排尿回数が多いという患者の愁訴 』とされています。回数が多いとは習慣的に、日中の排尿回数が8回以上、夜間の排尿回数が2回以上を指すことが多いと言われています。
■ その回数が多いということによって、日常生活に支障が出てくると愁訴になります。
■昼間頻尿 起きている間の排尿回数が多いことで困る状態です。
■ 通常は次の排尿までの間隔が『 2時間 』以内だと、回数が多いと考えられます。
■ 夜間頻尿
■ 夜間睡眠中に排尿はた回数であり、排尿の前後には睡眠していることが必要で通常は『 2回 』以上のことが多いです。
■ ただし、入眠時や起床時付近での排尿の場合は、その前後で寝ているかどうかを確認する必要があります。
■ 厳密には、ベッド、布団などの床に入ってはいるが、入眠するまでの間にのために起きたり、早朝に排尿のために覚醒して、その後は眠れなかったものなどはこの範疇に入りません。
■ 我が国の年齢層別にみた夜間頻尿の頻度 (%)
■ 80歳代の男性では、55.9 %の方が夜『 3回 』以上排尿のために起きていることになります。
■ 夜の回数をキチンと確認して、それが同世代の方に比べて多い·少ない·同じ程度という情報を基に治療が必要か判断を医師にしていただきます。
■ 多尿に関しては、1日量が、体重1Kg あたり『40 ml 』を超えると多尿と言います。
■ きちんと排尿記録をつけてみないとわかりませんが、飲みすぎによる多尿は結構多いと考えられます。
■ 藤田紘一郎著の『 決定版正しい水の飲み方·選び方 』によれば、寝る前、起きたらすぐ、その他に午前と午後に計『4杯 』のアルカリイオン水を摂るのが健康に良いとされています。
■ たくさん飲めば健康になるわけではありません。適度に摂ることが大事です。
■ 夜間多尿は夜間頻尿の原因となります。
加えて飲みすぎ以外にも夜間多尿をきたす疾患は、尿崩症、薬剤性( トルバブタン )などの利尿薬、糖尿病に用いる『 SGLT2障害薬 』、降圧薬 に含まれる利酌 )、不眠症、ムズムズ足症候群による不眠、睡眠時無呼吸症候群などがあります。
■ 排尿時の服装動作では、男性より女性のほうが 『 2倍 』程度の動排尿フローでは、男性より女性のほうが約 『 3倍 』程度の動作を要するため、トイレブース内滞在時間を要する結果となっています。(別図参照)
■ 日本トイレ協会の調べによると、女性のトイレ滞在時間は男性のトイレ滞在時間は『 3倍 』を超えると言われています。
■ 男性の平均排尿時間は1回あたり『 31.7秒』女性の平均排尿時間は1回あたり『 1分37秒 』のデーターが作成されており女の排尿時間は男性に比べて約『 3倍 』となっています。
■ 男性の日中の平均排尿回数は『 5. 5回』女性の日中の平均排尿回数は 『7.2回 』となっており、女性の日中平均排尿回数は男性に比べて約 『1.3倍 』となっています。
■ トイレ利用者の数に対して、便器の数が不足すると、事業所、作業所において定められた休憩時間が、トイレ待機のためのに本来の休憩時間と目的が異なり、トイレ排尿のみの時間となる場合があります。
■ フィールドでの作業及び冷え切った外部環境下では、特に女性は膀胱炎になりやすいともいわれており、防寒対策の必要性があります。
■ 尿道について、男性は16~18cmの長さに対して女性は3~4cmとかなり短くこれが尿路感染症を起こしやすいと言われています。
■ 疾病概念
◇ 膀胱炎とは、細菌を原因として引き起こされる膀胱の炎症のことです。
経過により急性(単純制 )膀胱炎と慢性(複雑性)膀胱炎に大別されます。
◇ 急性膀胱炎の多くは、大腸菌を起因とした、上行性感染で『女性 』に多い。
◇ 慢性(複雑性)膀胱炎は、尿路の基礎疾患の存在を背景として多様な起因菌により引き起こされ、やや『男性 』に多い。
◇ 感染によらない原因不明の膀胱炎(間質性膀胱炎)も存在する。
誘因・原因
急性膀胱炎
◆ 起因原因はグラム陰性桿菌の腸内細菌が大半を占める。
◆大腸菌が最も多い。
◆クラム陽性菌球菌の腐生ブドウ球菌が検出されることもある。
◆女性に多い。
慢性膀胱炎
◆ 起因菌は、グラム陰性桿菌からグラム陽性球菌まで幅広く検出される。
◆グラム陰性桿菌では、大腸菌が多い。
◆女性に多い。